たけまる通信 2009年関東大学対抗戦早稲田vs慶応大 忍者ブログ
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前日までの雲は一掃され、本日は快晴。
久しぶりの早慶全勝対決となった。
明治は3敗、帝京は2敗で優勝戦線に残ったのはこの2校だけである。

先制は早稲田のPG。
だが、この後は慶応ペースだった。
伝統のアップアンダーは捨てて、10年前の如く展開で活路を見出した慶応。
これに対して早稲田の外側のディフェンスは常に甘かった。
そこをつかれて前半は慶応に2トライされた。
早稲田は、慶応のはパント処理のミスに乗じた1トライのみで前半終了。
得点は13対13で互角だが、トライは1対2で劣勢。
特に早稲田は、ファーストタックル甘く、慶応に再三ゲインを割られていた。





後半最初のトライも慶応。
慶応BK陣の連携素晴らしいトライだった。
トライ差は1対3となり、負けパターンになったかと思われたが、
この10年、慶応を常に圧倒してきた早稲田に対する苦手意識か、
慶応はここから防戦一方となる。
しかし、早稲田の単調な攻めを慶応の低いタックルは尽く早稲田の攻撃は尽く潰された。

これを変えたのは後半20分過ぎに投入したSO山中。
日本代表に召集された関係でこの日はリザーブに回ったが、
体格差を生かした突進で何度かゲインを切っていた。
それと同時に攻撃の主体をモール攻撃に変え、何度も慶応ゴール前に攻め込む。
慶応はたまらずモールコラプシングを何度もしてしまったが、
PKからラインアウトでは、ここ1番まったくと言っていいほどマイボールをクリーンキャッチできずに、
同点機を逸していた。
後半終了間際に、やはり山中の縦への突進で意地のトライで同点に持ち込み、
引き分けになったが、トライ差数で優勝はかなり微妙になった。


タックル、パスワーク、セットプレーは、遥かに慶応のほうが精度は高かった。
早稲田はここ1番でのセットプレーが安定しなかったが、
これは慶応がよく早稲田を研究していたからだろう。
かつて清宮時代は、慶応を研究しまくって、ラインアウトをほぼ制圧していたのだが、
中竹になってからこういう事はほぼ無くなった。
結局この10年で1番小柄になってしまったFWのモール攻撃頼みでは、
選手権ではかなり厳しくなりそうだ。

時間的にもまだ10分以上あるときに、PGを狙わずに得点機を逸したのも痛かった。
前半は、積極的にPGで得点を重ねていただけにこのあたりに統一性がかなり疑問に感じた。
後半ラスト20分は、耐える慶応攻める早稲田で試合は盛り上がったが、
トライ数が2対3で、勝負は負けた格好となった。
それでも清宮以降接戦がなかった早慶戦だが、かなり久しぶりの接戦となったが、
かつての山下、今村、五郎丸、佐々木、豊田と、
1人で局面を変えられる選手が今季はいないのがかなり気になる。
この日のように単調な攻撃を尽く止められると苦しくなるのは、戦術不足、研究不足といわれても仕方が無い所。

いくら田邊が負傷退場で攻撃の軸がいなくなったからだとしても、
あまりに慶応に攻撃を読まれすぎて、タックルすべてが綺麗に決められるのもあまりに工夫がなさ過ぎた。

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