率直に言おう!
負けるべくして負けた試合だ。
実力伯仲だったが、ゲームプランがなさ過ぎた。
これで勝てるわけがない。
この試合に関しては、まったく勝ち目がなかった・・・
これが試合が終わった時の感想です。
では試合を振り返って見ましょうか。
まず、この日は北からかなり強めの風が吹いていた。
国立競技場へ行くために家を出発した時、
この風を肌で感じ、
「今日はこの風が勝敗を握りそうだな」と感じた。
これは、私だけではなく、多くの人が感じたことかと。
さて、午後2時10分、関東ボールでキックオフ。
ワセダは南側の風下の陣地だった。
あれ?
おかしい・・・
コイントスで関東が買って、風上を取ったなら、ボールはワセダボールのはず・・・
それなのに、関東ボールと言うことは、ワセダが風下を取ったと言うことではないか?この判断ミスとも言える風下を取ったことで、
ワセダの3連覇が無くなった瞬間と言っても過言ではないと思う。
まず、この試合で1番重要なのは、FWのボール獲得率ではないのか?
逆三角形の体型の関東のパワーラグビーに、
ワセダはスピードで挑むことになると予想していた。
幾らスピードがあっても、ボールが獲得できず、下がりながらのプレーになると、
過去2年、諸岡組と佐々木組の超強力FWの恩恵で、
プレッシャーを受けながらボールを動かすと言うことに慣れていないBKが機能しにくいと思ったからだ。
それは3大セットプレーでの安定を意味する。
スクラムは何とかなると思っていたが、
最大の課題はラインアウトだったからだ。
まず両チームのジャンパーに身長が問題になる。
去年は、LO内橋を軸に、豊田、松本あたりで獲得していたが、
内橋、松本が卒業して、185cm以上のFWはFL豊田(188cm)だけになったと言うこと。
本来のジャンパーの両ロックは揃って身長184cm。
一方の関東LO陣は、2人とも195cm前後の大型LO。
誰がどう見ても、ラインアウトの勝敗が、このゲームで大きな要素になるのは必定。
だが、東条主将は前半風下を選んだ。
明らかに判断ミスだと思う。
結果、試合開始から大きなキックで攻め込まれ、
開始1分での最初のマイボールのラインアウトでの、ボール獲得失敗に始まり、
ノーサイドまで、クリーンキャッチしたラインアウトは皆無だったことをみれば、
このラインアウトの攻防で、すでに勝ち目のない試合になっていたと言うことが分かる。
追い風を受けて、パワーラグビーで強引に突破を図ってくる関東の攻撃に対して、
今シーズンたびたび感じたワセダの高いタックルでは、接点で尽く当たり負け、
この試合、これまた1度もターンオーバーを取れなかった(と思う)、
ボール獲得合戦で負けていた。
で、開始から3連続トライを取られ、以後ワセダの攻撃はすべて後手に回ることになる。
特に2つ目のトライはラックから、なぜかワセダの選手が正面から消えた隙をつかれ、
あっさり正面突破で取られたトライ。
これを見た瞬間、「これは明らかに負け試合のパターンだな」と感じたほど。
さらに3つ目のトライ献上で、これは駄目だと悟った。
前半2つのトライを返したが、
後半開始して、絶対取らなければいけない反撃の追加点を取れずに、
ミスや反則から関東ボールにしてしまい、その上トライを取られた時、
これは無理だとあきらめた。
しかし、関東も駄目押しとなるPGを外すなどしたため、
ワセダにも勝つ芽が出てきて、後半18分頃に菅野の素晴らしいステップで1トライを返したが、
直後のキックオフボールを取れなかったことで、この試合は終わった。
このキックオフボールを取れれば、流れが大きく変わる可能性もあったが、
ここぞと言う場面でのミスが多く目立ったのは、
やはり前半の連続3トライで主導権を握れず、すべてが後手に回ったからだろう。
接点で尽く当たり負け、ラインアウトはまともに獲得できず、
前半パニックを起こしたが如くおかしな攻めでチャンスを失い、
その隙をつかれた3トライがすべてだった。
繰り返しになるが、コイントスで風下を取ったため、
キックを使って攻め込んで来た関東に対して、逆にキックで陣地を挽回しようとした結果になり、
ラインアウトが増えてしまったのがまずかった。
いったい戦前、中竹監督は、この身長差をどう分析していたのだろうか?
そしてどう対策を立てていたのだろうか?
これがまったく機能していなかったので、どうあがいても勝ち目のない戦いだった。
これだけの人材がバックスに揃い、史上2校目の3連覇をも出来るほどの顔ぶれだっただけに、
まことに惜しまれる結果になってしまった。
監督も主将も、大試合の経験がないのが、こういう大きな試合での勝敗のあやになったのではないだろうか。
関東のそのパワーでのあたりに激しさは、
後半、東条主将、そして東条主将不在の時にゲームキャプテンとしてチームを引っ張った副将後藤選手が、
次々と負傷で試合続行不能で退場したのを見れば分かる。
それほど、関東は打倒ワセダを燃えてきたのだろう。
そういう意味では、ワセダは、打倒関東と燃えていたのだろうか?
点差こそ7点だが、ワセダは1度も1トライ1ゴール圏内に、
得点差は縮めることが出来なかった。
つまり、この試合はそういうことだっだのだ。
負けるべくして負けた試合だ。
実力伯仲だったが、ゲームプランがなさ過ぎた。
これで勝てるわけがない。
この試合に関しては、まったく勝ち目がなかった・・・
これが試合が終わった時の感想です。
では試合を振り返って見ましょうか。
まず、この日は北からかなり強めの風が吹いていた。
国立競技場へ行くために家を出発した時、
この風を肌で感じ、
「今日はこの風が勝敗を握りそうだな」と感じた。
これは、私だけではなく、多くの人が感じたことかと。
さて、午後2時10分、関東ボールでキックオフ。
ワセダは南側の風下の陣地だった。
あれ?
おかしい・・・
コイントスで関東が買って、風上を取ったなら、ボールはワセダボールのはず・・・
それなのに、関東ボールと言うことは、ワセダが風下を取ったと言うことではないか?この判断ミスとも言える風下を取ったことで、
ワセダの3連覇が無くなった瞬間と言っても過言ではないと思う。
まず、この試合で1番重要なのは、FWのボール獲得率ではないのか?
逆三角形の体型の関東のパワーラグビーに、
ワセダはスピードで挑むことになると予想していた。
幾らスピードがあっても、ボールが獲得できず、下がりながらのプレーになると、
過去2年、諸岡組と佐々木組の超強力FWの恩恵で、
プレッシャーを受けながらボールを動かすと言うことに慣れていないBKが機能しにくいと思ったからだ。
それは3大セットプレーでの安定を意味する。
スクラムは何とかなると思っていたが、
最大の課題はラインアウトだったからだ。
まず両チームのジャンパーに身長が問題になる。
去年は、LO内橋を軸に、豊田、松本あたりで獲得していたが、
内橋、松本が卒業して、185cm以上のFWはFL豊田(188cm)だけになったと言うこと。
本来のジャンパーの両ロックは揃って身長184cm。
一方の関東LO陣は、2人とも195cm前後の大型LO。
誰がどう見ても、ラインアウトの勝敗が、このゲームで大きな要素になるのは必定。
だが、東条主将は前半風下を選んだ。
明らかに判断ミスだと思う。
結果、試合開始から大きなキックで攻め込まれ、
開始1分での最初のマイボールのラインアウトでの、ボール獲得失敗に始まり、
ノーサイドまで、クリーンキャッチしたラインアウトは皆無だったことをみれば、
このラインアウトの攻防で、すでに勝ち目のない試合になっていたと言うことが分かる。
追い風を受けて、パワーラグビーで強引に突破を図ってくる関東の攻撃に対して、
今シーズンたびたび感じたワセダの高いタックルでは、接点で尽く当たり負け、
この試合、これまた1度もターンオーバーを取れなかった(と思う)、
ボール獲得合戦で負けていた。
で、開始から3連続トライを取られ、以後ワセダの攻撃はすべて後手に回ることになる。
特に2つ目のトライはラックから、なぜかワセダの選手が正面から消えた隙をつかれ、
あっさり正面突破で取られたトライ。
これを見た瞬間、「これは明らかに負け試合のパターンだな」と感じたほど。
さらに3つ目のトライ献上で、これは駄目だと悟った。
前半2つのトライを返したが、
後半開始して、絶対取らなければいけない反撃の追加点を取れずに、
ミスや反則から関東ボールにしてしまい、その上トライを取られた時、
これは無理だとあきらめた。
しかし、関東も駄目押しとなるPGを外すなどしたため、
ワセダにも勝つ芽が出てきて、後半18分頃に菅野の素晴らしいステップで1トライを返したが、
直後のキックオフボールを取れなかったことで、この試合は終わった。
このキックオフボールを取れれば、流れが大きく変わる可能性もあったが、
ここぞと言う場面でのミスが多く目立ったのは、
やはり前半の連続3トライで主導権を握れず、すべてが後手に回ったからだろう。
接点で尽く当たり負け、ラインアウトはまともに獲得できず、
前半パニックを起こしたが如くおかしな攻めでチャンスを失い、
その隙をつかれた3トライがすべてだった。
繰り返しになるが、コイントスで風下を取ったため、
キックを使って攻め込んで来た関東に対して、逆にキックで陣地を挽回しようとした結果になり、
ラインアウトが増えてしまったのがまずかった。
いったい戦前、中竹監督は、この身長差をどう分析していたのだろうか?
そしてどう対策を立てていたのだろうか?
これがまったく機能していなかったので、どうあがいても勝ち目のない戦いだった。
これだけの人材がバックスに揃い、史上2校目の3連覇をも出来るほどの顔ぶれだっただけに、
まことに惜しまれる結果になってしまった。
監督も主将も、大試合の経験がないのが、こういう大きな試合での勝敗のあやになったのではないだろうか。
関東のそのパワーでのあたりに激しさは、
後半、東条主将、そして東条主将不在の時にゲームキャプテンとしてチームを引っ張った副将後藤選手が、
次々と負傷で試合続行不能で退場したのを見れば分かる。
それほど、関東は打倒ワセダを燃えてきたのだろう。
そういう意味では、ワセダは、打倒関東と燃えていたのだろうか?
点差こそ7点だが、ワセダは1度も1トライ1ゴール圏内に、
得点差は縮めることが出来なかった。
つまり、この試合はそういうことだっだのだ。
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