たけまる通信 早稲田vsトヨタ自動車 忍者ブログ
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2月12日 日本選手権2回戦 
早稲田vsトヨタ自動車 秩父宮ラグビー場


この日は気温8度ほどで晴れのち曇り、北風がかなり強かった。
朝おきて、この風を知ったときは、これは風を味方に出来たなら、
ひと波乱もありえると思った。
1回戦は、ワセダOBが多く在籍するクラブチームのタマリバ。
週末しか練習できないだけあって、セミプロ並の環境のワセダに勝つ術はなかった。
試合感をなくしたので、前半は多少苦しんだらしいが、
後半順当にトライを取って勝ち上がり、
2回戦は去年と同じ顔合わせでトヨタ自動車。
フィジー代表やオールブラックスの助っ人外国人や
新旧日本代表の選手を多く抱える老舗の強豪チームだ。
FWの平均体重は、
ワセダが約100kg、トヨタが約106kg。
ラインアウトでは、
トヨタが、LO平塚が199cm、フラベル197cm、NO,8ティアティア192cm。
ワセダは、LO内橋187cm、後藤184cm、フランカー豊田189cm。


数字だけ見れば、
FWのセットプレーがかなりに不利が予想されたが、
そこは1ヶ月の準備期間に、きっちりトヨタのサインや癖を研究してたようだ。
そしてそれは、キックオフしてすぐに圧倒的な差として表れた。

開始30秒の
最初のラインアウト(敵陣22メ-ター付近)、ワセダボール。
これをFL豊田に合わせてクリーンキャッチ。
2分過ぎには、
ワセダ陣22メーター外側のトヨタボールのラインアウト。
スローワーは、長身の平塚に投げたものの、
ワセダの後藤が平塚が取る前に腕を出してボール奪取。
199cmの平塚に184cmの後藤が競り勝ってしまった。
これは、トヨタにかなりのショックを与えたのではないだろうか。
以後、試合終了まで、マイボールを取ることがままならずに、
チャンスに尽くマイボールを確保できない事態になったのが、
最後の最後まで大きく響いた。
トヨタも何とかしようと、長身を生かすべく高く投げるが、
強風のため、ノットストレートになることが多く、風すら味方に出来なかった。
試合前のコイントスはトヨタが取ったものの、
後半、風上で一気に行こうという作戦らしく、前半風下を取った。
これもトヨタには裏目に出た。
ワセダは、ラインアウトでほぼすべてのボールを奪取して、
自陣においては大きなキックで敵陣に深く攻め入り、
さらにこれまたラインアウトやスクラム、ラックモールで相当の有利に立った。
トヨタが密集戦において、FWの数を割かずに、
そのあとのプレーをにらんで、
少人数で対応していたのをワセダは研究していたからだ。
今年のワセダのFWは、昨年のFWよりもさらに強力で、
大学で相手になるところはなかったといっても過言ではなかった。
トヨタが密集戦に人数を割かないので、セットプレーに引き続き、
FW戦でも有利に立てなかったのも、
トヨタが最後まで苦しんだ理由の1つだっただろう。

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前半5分。
トヨタ陣22メーター付近でワセダボールのラインアウト。
これをクリーンキャッチしてモールを形成。
トヨタは最低限に人数しか割いていないので、
ワセダはFWすべて投入して押しに押し捲る。
さらにBKで展開して、波状攻撃を仕掛け、
最後はゴール正面でPKをもらい、
あご骨折から戻ってきた五郎丸がこれを決め、3点先制する。

14分。
風を利用した大きなキックで敵陣深くに攻め入り、
敵ボールのラインアウトを制圧、FW戦も有利に進め、
波状攻撃が続くと、トヨタのたまらずにペナルティーを犯す。
五郎丸がゴール正面のPGをこれまた決めて、6対0に。

23分。
キックで攻め入り、さらにトヨタの軽率なミスもあり、
常にトヨタ陣でのプレーになっていた。
ペナルティーからトヨタ22メーター内側でのラインアウトからのラック。
これまた見事なキャッチでモールを形成。
トヨタが6人ほどしか割いてないのに、
ワセダは8人全員で、低く強いバインドで押しに押す。
追い風もあってだろうか、
ワセダが平均体重で6kg上のトヨタを押し捲る。
慌ててトヨタの人数を掛けるが、1度勢いがつき、
さらに万全の体制で押してるワセダは、
トヨタの押しが弱いところをつき、ずらしながらゴールラインへ。
最後は、左隅でボールを抑えてトライ。
(五郎丸のゴールキックは失敗)11対0。
これは、トヨタにとって起きてはいけない事が起きてしまったトライだった。
仮にもトップリーグ4位である、プロのチームである。
そのチームが、モールを押し切ってトライなどとは、
本来起きえるべきトライではなかったトライなのだ。
当然それは、トヨタもわかっているはずで、
このダメージは得点以上に大きかったはずだ。
この起き得るはずがないトライで、
試合場の8割を占めた早稲田ファンは、何かが起きる予感を感じたかもしれない。

28分。
ハーフウェイライン付近でのトヨタボールのスクラムから
CTB難波が縦についてゲインを突破して、
出たボールをつないで、最後はフラベルが強烈なハンドオフで
ワセダのCTB今村を弾き飛ばしてトライ。
広瀬のゴールも決まって11対7。
ワセダのノックオンからスクラムだったが、
1つのチャンスを見事にものしたあたりは、トップリーグ4強といったところか。

30分。
直後のキックオフからのプレーで、トヨタ陣22メーター内側の密集から、
トヨタSH麻田の意図不明な中途半端のキックを拾った五郎丸は、
風に乗せたキックでトヨタの背後に蹴りこみ、
キック処理にもたついると、
あごの骨折上がりを微塵も感じさせないほど見事なタックルを
トヨタのフラベルに決め、マイボールのラインアウトをもぎ取る。
これをクリーンキャッチからモールを形成。
3メートルほど押し込んでから左に展開。
CTB今村が後方より縦につく構えを見せると、
このときのマーカートヨタCTB難波がやや外に流れたの見逃さず
ワセダSO曽我部がパスダミーから内に切れ込む。
広瀬の内側にはPR3番七戸がいて、ミスマッチになり、
曽我部はこれをステップで交わしてトライ。
曽我部の見事な判断で取ったトライだった。
五郎丸のゴールも決まり、18対7。
取られた直後に取り返す理想的な追加点だった。

35分。
五郎丸のPGで21対7に。

39分。
ワセダはさらにリズムに乗り、波状攻撃を仕掛けるが、
トヨタ陣22メーター付近のラックでターンオーバーされたボールを
つないでつないで最後はNO,8ティアティアにトライさせてしまう。
風上で、出来るだけ点差をつけてハーフタイムを迎えたかったが、
BK陣の攻撃の厚さでは、トヨタも負けてなかった。

終了間際に余計なトライを与えてしまったが、
FW戦で優位に立ち、風上を有効に使ったのがこの点差になった。
後半は風下になるだけに、いかに我慢が出来るかがカギだろう。

(後半へ続く)
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