たけまる通信 ラグビー観戦記 忍者ブログ
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■■■

過去の対戦成績9勝8敗と勝ち越してる対カナダ戦。
普通にやれば何とかなりそうだったが、
このTV観戦で見る限りとても普通のプレーが少なかった。

まず、HB団の出来が悪すぎる。
SOロビンスは急増SOらしいが、他に人材が居なかったのだろうか。
SO候補が相次いで怪我らしいが、それにしてもまったく司令塔の役割をしてなかった。
SH吉田のテンポも相変わらず良くない。
後半交代で入った金になってから、多少BKラインが動き始めて最後のトライに結びついた感じ。
そのBKラインは、タックルできる選手は居たが、パスが出来る選手が見当たらなかった。
FWは、一見五分の戦いだが、プレッシャーは遥かに日本が受けていた。
それでも数十年前の日本が受けてたプレッシャーに比べれば、
何とかなる次元だが、そういうプレッシャーを受けながらボールを捌ける選手が居なかったのも痛い。

SOロビンスを始め、キックミスで後半陣地を取れなかったのが、逆転に許したことに繋がった。
ロスタイムに交代で入ったCTB平のトライと大西のゴールキックで何とか同点に追いつき、
引き分けに持ち込んだが、内容的にはもう1つだった。

プレッシャーを受けながらボールを動かせるSHとSO。
1つのパスでチャンスを作れるCTB。
これらの育成が急務と言えるジャパンのような気がした。

少なくとも、入部数日で、練習のつらさに逃げ出したくせにOB面してる、
元総理(?)の森喜朗なんてのが会長になってるようじゃ、
ラグビー協会のお先は真っ暗。
本気で強いチームを作りたければ、
ただ肩書が欲しい森と政治とのつながりでワールドパック開催国を狙うようなやり方の協会の改革が先だろう。



  日本   カナダ         
     1T0          
     0G0           
     0P0          
   ーーーーーーー         
     5前0         
  ーーーーーーーーー        
     1T2           
     1G1           
     0P0          
   ------         
     7後12         
  _________       
    12ー12  

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かつて、70年代、80年代の日本代表は、外国の強豪相手にFWがまったく歯が立たず、
活きたボールが1試合に1あるかどうかの苦しいテストマッチを何度も経験した。
とにかくバックラインに活きたボールさえ渡れば、オープン攻撃は通用するというのが当時だった。
現に活きたボールが供給された試合は善戦、大金星を挙げたものだった。
83年、敵地アウェーにもかかわらず、強豪ウェールズ相手に24-27の大善戦を繰り広げた時も、
89年、秩父宮ラグビー場で5カ国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス)とのテストマッチで、
初めて勝利を挙げた対スコットランド戦なども、
その素晴らしいオープン攻撃とパスワーク、ハンドリングは見ている観客を大いに沸かせた。

この試合では、出来がいまいち良くなかったとは言え、
フィジー相手にFWで3トライを上げるほど、日本のFWは大型化し(外国人が居るのもあるが)、
かなり活きたボールが供給されるようになった。
遠征で敵地に行って大敗してもなおもBKで果敢に日本のオープン攻撃、
この試合では、ただの1回もお目にかかれなかった。
外国人に頼った縦攻撃にのみ終始した感がある。
NZのカーワンと言うかつての名選手がヘッドコーチに就任し、
日本らしさがまったく無い代表チームになったのか?
それともトップリーグの影響で冒険しない縦攻撃が主流になったためなのか?
読売新聞夕刊で、元日本代表監督の平尾も指摘しているが、
かつてそこにあった、日本の「匠」の技であるパスワークが無くなってしまったと。
平尾は、元々早稲田の名将「大西鉄之佑」元監督が考案した、
当時日本人にあった戦法の「展開、接近。連続」。
これをノスタルジーと言って、見向きもせず、
ミニワラビーズのような代表チームを作り、
そこに大量の元NZ代表選手や他の国の元代表選手を入れて、ワールドカップに臨み、
惨敗した監督である。
その平尾がかつての技(パスワーク)がなくなったと新聞に解説するところを見ると、
これは日本ラグビー全体の方向性が果たしてこれで良かったのかということだろうか?

世界に通用するためにトップリーグを作ったが、
そのトップリーグのチームには、大量の助っ人外国人選手が入り、
その外人パワーを頼みにゲームを組み立ててる弊害が出てるのではないだろうか?
チームによっては、バックラインで勝負してるところもあるが、
高さも強さも、外人に頼ってる部分は何処のチームも大きい。
次の大会から出場枠が減るらしいが、
次回大会出場に向け、予選3位に入りたいところだが、
残りの対戦チームは、ウェールズとカナダ。
相当厳しい状況になった。

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フランスで行われてる第6回ラグビーワールドカップ
ま、当然フランスなんぞにいけるわけも無く、おとなしくTV観戦なわけで~
まあ、ラグビー素人の日テレとはいえ、地上波でやってくれるだけでもありがたいが、
NHKBS辺りがやらないのが腹立たしいw
一応NHKならラグビーを実況経験があるアナウンサーも結構居るわけで、
日テレの某○○木の、へたくそな実況より数段マシなTV観戦になるのに・・・・
なんてことを思いつつ、深夜に行われた第2戦、日本vsフィジーを見た。

このフランス大会、過密日程で、第1戦と第2戦が中3日で行われる強行日程のため、
AチームとBチームを編成して、世界第2位の超強敵、オーストラリアワラビーズにBチームを当て、
このフィジー戦で何とか勝とうという作戦らしい。

世界ランキング12位のフィジー、日本は16位らしいが普通にやったら勝てない強敵。
フィジアンマジックと呼ばれる変幻自在のステップとランニング攻撃は、
セブンズラグビーでは、日本はまったく歯が立たないほどBKラインの攻撃力が違う。

キックオフからファーストコンタクトであるタックルでよくフィジーの攻撃を止め、
とにかく走らせないことに成功し、PGの応酬に持ち込み、
前半30分頃まで6-3とリードを奪うが、
日本ボールスクラムからSHとNO8のところを狙われトライを取られる。
それでも前半ロスタイムにPGを返して9-10と1点差でハーフタイムに。

前半はなかなかディフェンスで健闘したが、パスミスや意図のわからないキックでボールを相手に渡すなど、
攻撃面でこれはと言うものがみられなかった。
怪我人続出のスタンドオフには、急増のロビンスと言う選手が入ったが、これがまったく機能してなかった。
PGだけでは勝てるわけも無く、どうやってゴールラインを割ってトライを取るかに
勝敗が掛かっていると感じた。

後半、前半終了間際、ラフプレーによりフィジー14番がシンビンで10分退場をくらい、
後半9分まで15人vs14人だったが、この数的優位もまったく生かせずにトライは取れなかったが、
後半2分にPGで3点とって12-10と再逆転はしたが
9分フィジーにトライをとられ、12-17と再々逆転される。
しかし、5番ロックのトンプソンがパスダミーから打ちに切れ込んで
待望の日本初トライで19-17再々々逆転する。
これで何とか波に乗りたかった日本だが、
15分にPGをフィジーに決められまたも逆転されると、
直後の16分にセットプレーのミスからトライを取られ19-25となり苦しくなる。

ここで、いまいち出来が悪いSH吉田を矢富に変えて、日本のオープン攻撃にリズムが出る。
22分にプロップ相馬がトライを取って24-25。
CTB大西のゴールキックが外れ逆点には失敗するが、いい感じ入ってきた矢先の25分、
矢富が膝を痛め交代してしまう。
これでリザーブにもスクラムハーフがいなくなる非常事態に陥る。
CTB大西やSOロビンスが急遽SHの代役に入るが、これがまったく機能せずに、
攻撃のリズムがまったく作れなくなり、31分トライをフィジーに取られ、
さらに34分にもとどめのPGを決められ、窮地に陥る。
38分に日本に意地の1トライを返し、
フィジーのキックオフボールを繋ぎまくり、さらにフィジーのミスやPKなどもあり、
5分ほどボールをキープしたまま責め続けたが、
バックラインに決め手がまったく無く、最後はお決まりノックオンでノーサイド。

この試合のハーフ団は想像力が乏しく、前もあまり見えておらず、
無意味で不正確なショートを多用し、相手にボールを渡すなど、無明確な攻撃を繰り返し、
ここぞと言う場面でのパスミスを何度もするなど、ゲームを組み立てられなかった。
矢富が入ってラインを引っ張り、リズムが出たが、わずか7分の出場で怪我で交代してしまい、
BKでの攻撃が破綻してしまったのが痛かった。

試合終了間際、5分間攻め続けたが、まったく攻め手が無くただ前に突っ込むだけの攻撃に終始し、
最後はミスしてノーサイド。
勝てる試合だったが、余りにも日本のバックラインが機能してなかったのが最後まで決定的なトライを取れなかったのが敗因である。

日本対フィジー
前半 後半 得点 前半 後半
0    3  T  1   3
0    2  G  1   2
3    1  PG 1   2
9   22  計  10  25
  31    合計  35

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率直に言おう!
負けるべくして負けた試合だ。
実力伯仲だったが、ゲームプランがなさ過ぎた。
これで勝てるわけがない。
この試合に関しては、まったく勝ち目がなかった・・・

これが試合が終わった時の感想です。
では試合を振り返って見ましょうか。
まず、この日は北からかなり強めの風が吹いていた。
国立競技場へ行くために家を出発した時、
この風を肌で感じ、
「今日はこの風が勝敗を握りそうだな」と感じた。
これは、私だけではなく、多くの人が感じたことかと。
さて、午後2時10分、関東ボールでキックオフ。
ワセダは南側の風下の陣地だった。
あれ?
おかしい・・・
コイントスで関東が買って、風上を取ったなら、ボールはワセダボールのはず・・・
それなのに、関東ボールと言うことは、ワセダが風下を取ったと言うことではないか?
この判断ミスとも言える風下を取ったことで、
ワセダの3連覇が無くなった瞬間と言っても過言ではないと思う。
まず、この試合で1番重要なのは、FWのボール獲得率ではないのか?
逆三角形の体型の関東のパワーラグビーに、
ワセダはスピードで挑むことになると予想していた。
幾らスピードがあっても、ボールが獲得できず、下がりながらのプレーになると、
過去2年、諸岡組と佐々木組の超強力FWの恩恵で、
プレッシャーを受けながらボールを動かすと言うことに慣れていないBKが機能しにくいと思ったからだ。
それは3大セットプレーでの安定を意味する。
スクラムは何とかなると思っていたが、
最大の課題はラインアウトだったからだ。
まず両チームのジャンパーに身長が問題になる。
去年は、LO内橋を軸に、豊田、松本あたりで獲得していたが、
内橋、松本が卒業して、185cm以上のFWはFL豊田(188cm)だけになったと言うこと。
本来のジャンパーの両ロックは揃って身長184cm。
一方の関東LO陣は、2人とも195cm前後の大型LO。
誰がどう見ても、ラインアウトの勝敗が、このゲームで大きな要素になるのは必定。
だが、東条主将は前半風下を選んだ。
明らかに判断ミスだと思う。
結果、試合開始から大きなキックで攻め込まれ、
開始1分での最初のマイボールのラインアウトでの、ボール獲得失敗に始まり、
ノーサイドまで、クリーンキャッチしたラインアウトは皆無だったことをみれば、
このラインアウトの攻防で、すでに勝ち目のない試合になっていたと言うことが分かる。

追い風を受けて、パワーラグビーで強引に突破を図ってくる関東の攻撃に対して、
今シーズンたびたび感じたワセダの高いタックルでは、接点で尽く当たり負け、
この試合、これまた1度もターンオーバーを取れなかった(と思う)、
ボール獲得合戦で負けていた。
で、開始から3連続トライを取られ、以後ワセダの攻撃はすべて後手に回ることになる。
特に2つ目のトライはラックから、なぜかワセダの選手が正面から消えた隙をつかれ、
あっさり正面突破で取られたトライ。
これを見た瞬間、「これは明らかに負け試合のパターンだな」と感じたほど。
さらに3つ目のトライ献上で、これは駄目だと悟った。
前半2つのトライを返したが、
後半開始して、絶対取らなければいけない反撃の追加点を取れずに、
ミスや反則から関東ボールにしてしまい、その上トライを取られた時、
これは無理だとあきらめた。
しかし、関東も駄目押しとなるPGを外すなどしたため、
ワセダにも勝つ芽が出てきて、後半18分頃に菅野の素晴らしいステップで1トライを返したが、
直後のキックオフボールを取れなかったことで、この試合は終わった。
このキックオフボールを取れれば、流れが大きく変わる可能性もあったが、
ここぞと言う場面でのミスが多く目立ったのは、
やはり前半の連続3トライで主導権を握れず、すべてが後手に回ったからだろう。

接点で尽く当たり負け、ラインアウトはまともに獲得できず、
前半パニックを起こしたが如くおかしな攻めでチャンスを失い、
その隙をつかれた3トライがすべてだった。
繰り返しになるが、コイントスで風下を取ったため、
キックを使って攻め込んで来た関東に対して、逆にキックで陣地を挽回しようとした結果になり、
ラインアウトが増えてしまったのがまずかった。
いったい戦前、中竹監督は、この身長差をどう分析していたのだろうか?
そしてどう対策を立てていたのだろうか?
これがまったく機能していなかったので、どうあがいても勝ち目のない戦いだった。
これだけの人材がバックスに揃い、史上2校目の3連覇をも出来るほどの顔ぶれだっただけに、
まことに惜しまれる結果になってしまった。

監督も主将も、大試合の経験がないのが、こういう大きな試合での勝敗のあやになったのではないだろうか。

関東のそのパワーでのあたりに激しさは、
後半、東条主将、そして東条主将不在の時にゲームキャプテンとしてチームを引っ張った副将後藤選手が、
次々と負傷で試合続行不能で退場したのを見れば分かる。
それほど、関東は打倒ワセダを燃えてきたのだろう。
そういう意味では、ワセダは、打倒関東と燃えていたのだろうか?
点差こそ7点だが、ワセダは1度も1トライ1ゴール圏内に、
得点差は縮めることが出来なかった。
つまり、この試合はそういうことだっだのだ。


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どんより曇った寒い準決勝となった。
観客席も、お寒い程度の入りで、さびしい準決勝となった。

第1試合は、関東vs大体大
はっきり言って次元が違いすぎた。
関東がFWで圧倒して、何も出来なかった大体大を蹂躙して、
6トライの猛攻で、大体大をノートライに抑え、34-3で完勝。
みていてもあまりに次元が違い、勝負にならなっかたので退屈だったほど。

第2試合、ワセダvs京産大
今季これまで再三指摘していた矢富のパスのまずさから、
(SO曽我部が背伸びして取るようなパス)
いきなり、曽我部のパントが京産大にチャージされる。
ボールはそのままゴールラインを割ったが、
何か嫌な予感さえする出足となった。
お互いにモールで押し合うFWの意地のぶつかり合いと、
何か浮き足立ってるBKのリズムが悪い感じがした前半10分。
ラインアウトからモールで押し込んで出たボールがオープンへ回る。
曽我部から谷口へ、谷口は今村を飛ばして五郎丸へ飛ばすパスをするが、
これを読みきられた感じで、
京産大の14番江藤にインターセプトされ、先制トライを許す。
外へと大きく展開する飛ばしパスを多用するのが読みきられたということだろうか。
直後のキックオフボールを、曽我部がライン割るミスキックをし、
さらにそこからセンタースクラムでFWがコラプシングを取られるなど、
最高に嫌な雰囲気も流れた。

かつて黄金時代の明治が同じく3連覇をかけた永友組の時代、
やはり、ミスを連発し、何も出来ないまま準決勝で敗退する記憶が脳裏によぎったほど、
ミスを連発するワセダ。
一方、勢いに乗ると思われた京産大だが、
この気に乗じて追加点をあげたかったところだったが、
得意のFW戦で有利に立てず、BKに展開しても決めてにかけて、
追加点があげられず、有効な攻撃方法も見出せてなかった。
これだけミスをしても、点差が変わらず、
なおかつFWの献身的なプレーで活きたボールを連取し始めたワセダバックスも、
徐々に落ち着きを取り戻して、大きなパントから敵陣へと入り、
ワセダらしいスピードあふれるオープンへの展開攻撃をし始める。
しかし、京産ゴールまで、有効なオープン攻撃が出来ないと見るや、
モールやスクラムと言ったFW戦で、京産にプレッシャーをかけていった。
こうして、ワセダはFW戦で京産大を圧倒し始めた。

前半25分、FWが活きたボールを連取しての連続攻撃から、
最後は、曽我部お得意の飛ばしパスで、
3人飛ばしてパスを受けた14番菅野がゴール右角に飛び込んで、
ようやくワセダ初トライとなる。
それでも一進一退の攻防が続いた前半36分。
京産大ゴール前での連続攻撃からの密集から出たボールを、
矢富から受け取った3番畠山が5,6人振り切って前に出てのトライで逆転する。
リズムがよくなったワセダは、この辺りから京産大を圧倒し始める。
39分には、ラインアウトからのモールで3つ目のトライを取りハーフタイム。

後半は、タックルが甘くなったところから京産大に1トライを許すものの、
全体的には京産大を蹂躙し、9トライ55の猛攻で完勝する。

前半35分までのもたつきがあったものの、
もう1つ煮え切らないバックスに代わり、
FWは攻守にわたって献身的なプレーで、
安定したボールを獲得し続けたのが勝因ではないだろうか。
相手ボールのラインアウトをここ1番で何度も奪取し、
モールで押し込んでくる京産FWを食い止め、
逆にモールで押し込んでトライを取るなど、
史上最強と呼ばれた去年のFWほどではないが、今年のFWも実にいいプレーをしている。
唯一の不安材料は、ラインアウトにおいて背が高いのが、
FL豊田だけと言うところか。
一方バックスは、走るときらりと光るSH矢富も、
SO曽我部へのパスが不安定だったり、
マークがきついとはいえ、CTB今村がもう1つ突出してないところ。
そして、キッカーのFB五郎丸が、去年までの安定度でゴールを決めれてないところも気になる。



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気温12度くらいで、風も特に無く、穏やかな観戦日和だった。

ほぼ1ヶ月前に、同じ秩父宮で雌雄を決した両校が、
選手権で今季2度目の対決となった。
対抗戦では、慶応の早い出足と激しいタックルに、前半苦戦したものの、
後半一気に勝負を決めたワセダだが、
この試合では、前半から飛ばしまくり、慶応を圧倒する。
この試合、昨シーズンの日本選手権で負傷してから復帰した首藤が、
試合開始早々の3分に、その素晴らしいスピードで、
慶応ディフェンス二人を振り切ってトライを上げると、
ワセダの一方的なペースになる。
都合前半4トライの猛攻のワセダ。
中でも、前半27分の攻撃から生まれた直後のトライは圧巻だった。
いつも、矢富のパスの不正確さで、生きたボールが生かしきれてなかったが、

(つまり、曽我部の後ろ側へボールが行くため、曽我部が1回止まってボールを受け取るので、
ラインのスピードが失われる場面が多い)


このときの矢富はパスは素晴らしかった。
曽我部が2歩ほど前に走って取るような位置に投げたため、
曽我部のところで勢いがついたBKラインは、
素晴らしいスピードとパスで、あっという間に首藤に渡り、
そのままゲインを大きく切り、直後にこの日2つ目の首藤のトライへと結びついた。
これだけの攻撃をしてるなら、今日は貰ったと思ったのも束の間。
不用意な反則を繰り返し、攻撃のリズムは崩れ、FWはモールで押し込まれ、
挙句に1トライを取られたが、前半は28対5で折り返し。

後半早々に、1トライを決めるが、
その後は、やはり不用意な反則と、中途半端なキックなどが多く、まったく精彩を欠いた。
FWもモールで押されたりとやはり去年の最強FWとは一段落ちると言う感じ。
その分BKで引っ張らないといけないが、
慶応に2トライ返され、11点差に迫られ、
後半ノーサイドまでの20分強、ほぼ慶応ゴール前で再三攻めるも決め手無しで無得点。
PKを幾つか貰うが、すべて選択はタッチからラインアウト、そしてモールの一点張り。
そのくせ、慶応の激しいタックルで責めあぐね、
ラインが揃ってないと見ると、曽我部は2回ほどドロップゴールを試みるなど(結果は2つとも失敗)、
1つでもPGを決めれば、慶応の息の根を止めるとどめになる得点すら狙わずに、
攻撃手段が無くなって、苦し紛れでDG狙うなど、相変わらずゲームプランが理解できない。
いったい誰がBKリーダーなのか、誰がゲームキャプテンなのかと言いたくなる。
そのゴール前のPKから毎回同じように攻めて、同じように防がれてでは、
余りにも工夫と想像力が無さ過ぎる。
このあたりは、去年、一昨年の強力FWが、
こういったプレーをカバーしてた弊害が出てるのかもしれない。

なんにせよ、勝手準決勝進出を決めたが、
モールで押されたFW、攻め手不足のBKと、不安材料はいくつかある。
この日の前半のように、スピードに乗ったBKラインでの攻撃が出せれば、
関東学院はともかく、京産大に負けることは考えづらい。

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この冬1番の冷え込みらしいが、風は無風に近く、
太陽さえ雲に遮らなければ暖かな観戦日和だった。



さて、去年の虚弱FWで完敗した明治は、
今年はそのFWを藤田剛をヘッドコーチに迎えて、鍛えに鍛え抜いて、
平均体重104キロの重戦車となって早明戦を迎えた。
一方ワセダは、去年の史上最強FWの中核メンバーは卒業してしまって、
去年ほどの破壊力はなくなった。
ワセダFWの平均体重97キロ。
およそ7キロの体重差がどこまで影響するかがポイントとなった。

前半2分、注目のファーストスクラム。
左に回し気味で、明治のプレッシャーをいなした形になった。
明治のFWは去年のか細かった体型に比べて、
今年は昔のように、ヘラクレスみたいな体型になっていた。
1つのタックルでも止まることは少なく、さらにもうひと突進する場面が多く、
何度もゲインを切られてはいたが、
去年の日本選手権を始め、強豪相手の経験豊富なバックス陣が、
明治の縦突進を何度止める。
そうなると、BKラインで攻め手に欠く明治はミスや反則をして、
ワセダはペースを掴むことになる。

この日のワセダBKは、早慶戦とはうって変わり、
HB団からの仕掛けが、格段にバリエーションが増えていた。
闇雲なロングパスばかりではく、内へのリバースなパスや相手の裏側を1回抜けた上で、
相手BKの背中越しのパスがをしたりと。
特に相手の裏側へ抜けてのパスは、明治のBKディフェンスが1列に並び、
前のプレッシャーをきつくかけてくるのに対して、
その反面、その後ろ側のスペースは、キックに備えるFBだけになり、
ほぼがら空きになるので、こういうプレーは非常に有効だった。


前半10分に先制トライをあげた五郎丸が、
前半19分に、特に危険なハイタックルで、
警告無しでシンビン(10分間の一時退場)で14人となっても、
この2年、ほぼ同じメンバーで戦ってきたバックスは、特に混乱することもなく、
一人一人がすべきプレーときちんとこなし、明治に得点すら許さずに、
逆に前半27分、ラックから出たボールを矢富が左に走って、
ラインにいた豊田が前に出るダミープレーで、明治BK2人をひきつけると、
その豊田の前を通す飛ばしパスで、11番早田にパス。
早田は、自分のマーカーをっ振り切って左隅に飛び込むトライで、リードを広げる。
この後復帰した五郎丸がトライをとって前半3つ目のトライ。
さらにリズム良く連続攻撃を仕掛け、4番LO権丈がライン参加して見事なトライをあげる。

が、その直後のキックオフで、曽我部はタッチを狙わずに、
ハイパントでさらにリズム良く攻めようとしたが、
これがただ単に明治にボールを渡すだけになってしまい、
この後ほぼ10分間、明治のFWラッシュでゴール前で防戦一方になってしまう。
38分には、度重なるコラプシングで主将東条がシンビンになる。
この10分間で何度もPKを貰いながら、スクラムを選択せずに、
タッチからのモール攻撃を選択し続けた明治は、
何度も執拗なワセダのタックルに1度もゴールラインを割ることなく、ハーフタイムに。

後半、ゴール前から脱出したワセダバックスは、縦横無尽に走り、
明治バックスを蹂躙する。
1分、19分、28分、31分とトライを取った。
15分にやや強引な曽我部のロングパスをインターセプトされたとられたトライ以外は、
ほぼ完璧に明治を押さえ込んだ。

後半31分のトライの後、勝利を確信したワセダは、
大量のメンバー交代をした後に、明治にトライを2つ許すが、
最後、意地でもう1つトライを取りに来た明治をきっちり押さえ込んだあたりは、
かつてのディフェンスが甦って来たのだろうか。

平均体重104キロの重戦車相手に、何度もタックルでピンチを凌いだのは、
今後選手権でのいい練習が出来たといっても良いだろう。
去年のFWは破壊力がずば抜けていたが、
今年のFWは献身的で、上手さもあり、BKラインにいいボールを相当す供給している。
それを経験豊富なBKラインが上手く生かしてトライを量産しているが、
HB団にまだまだパスミスが多い。
これが仕上がったとき、大学3連覇は見えてくるのではないか。
この日は早慶戦に比べて、格段に良かったが、
まだまだいなくて良いミスが多い。

明治は、去年と比べても、体型がかなり変わり破壊力がついたが、
3年生以下のメンバ-が多く、まだまだ経験不足は否めなかった。
ただし、ワセダのバックス7人中、5人が4年生。(負傷欠場の首藤を含めると6人)
来年の早明戦は、更なる苦戦が予想される。

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プロフィール

名前 たけまる
 
出身地 ウィンダス港 
住所 カーバンクルサーバー 
  				
たけまる通信ver2のお知らせ
SSの容量がいっぱいになったのでver2へ移行しました
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